฿500,000 THBビザ別ガイド ・ リタイアメント80万バーツの正しい寝かせ方資金要件・維持ルール・健康保険・毎年の更新書類を実務目線で。監修: Yosuke Onodera ・ WALC VISA ConsultingWALC VISA

ビザ別ガイド ・ リタイアメント

タイ リタイアメントビザ 銀行残高の条件と更新手順

監修: Yosuke Onodera|更新 2026-06-03|読了 約 5

結論(まず要点)

50歳以上を対象とするタイのリタイアメントビザは、資金要件(銀行残高または収入)を満たし、毎年の更新を続けることで長期滞在ができます。資金要件は「預金80万バーツ」「月収6.5万バーツ」「両者の併用」のいずれかです。

預金方式で重要なのは、申請前に一定期間その残高を口座に置く「寝かせ期間」(一般に2〜3か月)です。直前の入金では足りないことがあります。さらに区分(特に海外公館で取得するNon-OA)では健康保険が条件です。更新でつまずく原因は、とりわけ「残高の寝かせ不足」と「保険切れ」が多くなっています。

資金要件の3パターン

リタイアメント目的の滞在で一般的に示される資金要件は、次のいずれかを満たす形です。

  • 預金方式: タイの銀行口座に800,000バーツ
  • 収入方式: 月額65,000バーツの安定収入(年金など)
  • 併用方式: 預金+年間収入(月収×12)の合計で800,000バーツ相当
  • 併用の計算例: 預金44万バーツ+月収3万バーツ(×12=36万バーツ)=合計80万バーツ。年換算した収入と預金を足して80万バーツに届けば満たせます。
  • 海外のタイ大使館で取得するNon-OAと、タイ国内で退職目的に切り替えるNon-Oでは、求められる書類や保険要件が異なります。自分がどちらの区分かを最初に確認してください。
  • 金額・併用の計算方法・対象収入の証明方法は、申請区分や時期により異なります。最新は申請先公館・イミグレーションでご確認ください。

残高は「いつから・いくら」置く? 寝かせ期間と維持ルール

預金方式では、申請前に一定期間その残高を口座に置いておく必要があります(寝かせ期間)。直前に入金しても要件を満たさないことがあるため、スケジュール管理が肝心です。

  • 申請前の寝かせ期間として、一般に2〜3か月の維持を求められると言われます(初回と更新で異なることあり)。
  • 更新が認められた後も、一定期間(例: 更新後3か月)は800,000バーツを維持し、その後も一定額(例: 400,000バーツ)を下回らないよう求められる運用があります。
  • 資金はタイ国内の銀行口座での証明を求められるのが一般的で、英文の残高証明書を銀行で発行してもらいます。
  • 「直前に80万バーツ入れればOK」ではありません。余裕をもって数か月前から口座を準備し、更新後も残高を引き出しすぎないよう注意してください。具体的な月数・維持額は申請先でご確認ください。

見落としがちな必須条件:健康保険

資金要件に気を取られがちですが、健康保険の加入が条件となる区分があります(特に海外公館で取得するNon-OA)。

  • 補償額は実務上、外来4万バーツ・入院40万バーツ以上といった水準が目安として挙げられます。
  • 保険が切れているとビザ更新ができないことがあるため、補償内容と有効期限を毎年チェックしてください。
  • 必要な補償額・対象となる保険(タイ国内の認定保険が必要な場合あり)は区分・時期により異なります。最新は申請先公館・イミグレーションでご確認ください。

毎年の更新手順と必要書類

更新は、資金要件と健康保険を満たしていることを確認し、滞在許可の期限前(30日前ごろから)に管轄イミグレーションで申請します。申請手数料は1,900バーツ程度が目安です(改定あり)。

  • 銀行残高証明書(英文)+通帳の更新記録: 寝かせ期間を満たすもの
  • パスポート(原本+該当ページのコピー): ビザ・入国スタンプ・滞在許可ページ
  • 申請書・証明写真: 所定様式
  • 住居関連書類(TM30控えなど): 管轄により要求
  • 健康保険証書: 区分により必須
  • 承認後は、次回の更新期限と、再入国する場合の再入国許可を確認します。必要書類・手数料は管轄・区分・時期により異なります。

忘れがちな関連手続き

  • 90日レポート: 連続90日以上滞在する場合に必要。ビザ更新とは別物です。
  • 再入国許可(Re-entry Permit): 有効なビザでも、取らずに出国すると滞在許可が失効します。出国前にシングル(約1,000バーツ)/マルチ(約3,800バーツ)を取得してください。
  • TM30(住居届出): 控えを更新時に求められることがあります。入居時にオーナー側へ依頼しておくとスムーズです。

ご利用にあたって(免責)

本記事は2026年時点の公開情報に基づく一般的な解説です。資金額・寝かせ期間・保険要件・手数料は区分や時期で変わる場合があり、申請前に管轄イミグレーション・申請先公館の最新情報をご確認ください。将来の取得や更新結果を保証するものではありません。

よくある質問

銀行残高は更新直前に入金すれば足りますか?
多くの場合、申請前に一定期間その残高を口座に置いておく「寝かせ期間」(一般に2〜3か月)が求められます。直前の入金では要件を満たさないことがあるため、数か月前から準備するのが安全です。具体的な月数は申請先でご確認ください。
預金がなくても収入だけで申請できますか?
月額の安定収入(年金など、一般に65,000バーツ程度とされる)で要件を満たすパターンや、預金と年間収入の併用パターンがあります。対象となる収入や証明方法・金額は申請区分・時期で異なるため、最新の取り扱いをご確認ください。
健康保険は必須ですか?
区分(特に海外公館で取得するNon-OA)によっては健康保険の加入が条件です。保険が切れているとビザ更新ができないことがあるため、補償内容と有効期限を毎年確認してください。必要な補償額は時期により異なります。
出国するとビザはどうなりますか?
再入国許可(Re-entry Permit)を取得せずに出国すると、有効なビザでも滞在許可が失効します。一時帰国や旅行の前に再入国許可(シングル約1,000/マルチ約3,800バーツ)を取得してください。
リタイアメントビザでも90日レポートは必要ですか?
必要です。連続90日以上滞在する場合、住所の届出として90日レポートを提出します。これはビザ更新とは別の手続きです。

出典(一次情報)

本記事の制度・要件は下記の一次情報に基づきます。申請前に最新版をご確認ください。

監修者

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Yosuke Onodera

WALC VISA Consulting 代表

タイ在住 13 年、タイ長期 VISA サポート事業 7 年目のプロフェッショナル。WALC VISA Consulting 代表として、DTV・Thailand Privilege・LTR・リタイアメント・結婚・学生など全種別の取得・運用コンサルティングを統括しています。

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