180 / 360 DAYS手続き・暮らしのQ&A ・ 在住手続き延長・90日・再入国。似て非なる3手続き。目的・タイミング・費用の違いを一度に整理して混同を解消。監修: Yosuke Onodera ・ WALC VISA ConsultingWALC VISA

手続き・暮らしのQ&A ・ 在住手続き

タイ ビザ延長・90日レポート・再入国許可の違い

監修: Yosuke Onodera|更新 2026-06-03|読了 約 4

結論(まず要点)

「ビザを更新したのに、90日レポートも出すの?」——タイの長期滞在では、似て非なる手続きが複数あり混同されがちです。ビザ延長(エクステンション)・90日レポート・再入国許可は、それぞれ目的が違う別の手続きです。

ざっくり整理すると、延長は滞在許可の期限を延ばすもの(期限の30日前〜)、90日レポートは現在の住所を届け出るもの(連続90日ごと)、再入国許可は出国してもビザを失効させないもの(出国の前)です。1つやったから他が不要、にはなりません。DTV・LTRはマルチエントリーのため再入国許可は原則不要です。

3つの手続きを一覧で

目的・タイミング・主な窓口・費用の目安で並べた早見です。

  • ビザ延長(エクステンション): 滞在許可の期限を延ばす ・ 期限前(30日前〜が目安) ・ イミグレーション ・ ビザ種別による(例: 退職1,900バーツ)
  • 90日レポート: 現在の住所を届け出る ・ 連続90日ごと(15日前〜7日後) ・ オンライン/窓口/郵送 ・ 原則無料(遅延時に罰金)
  • 再入国許可(Re-entry): 出国してもビザを失効させない ・ 出国の前 ・ イミグレーション/空港 ・ シングル約1,000/マルチ約3,800バーツ
  • 各手続きの期間・窓口・費用・運用は時期や管轄、ビザ種別により異なります。金額は目安で、最新は管轄イミグレーションでご確認ください。

① ビザ延長(エクステンション)とは

滞在許可の期限そのものを延ばす手続きです。リタイアメント・教育・ビジネスなど、ビザ種別ごとに要件(資金・在籍・雇用など)があります。申請は期限の30日前ごろから受け付ける運用が一般的で、期限を過ぎるとオーバーステイになるため期限前に行います。

  • 延長を忘れて期限を過ぎるとオーバーステイとなり、超過日数に応じた罰金(実務上の目安として1日あたり500バーツ・上限20,000バーツ)や、将来の入国への影響が生じることがあります。
  • 期限はパスポートのスタンプ/レシートで把握しておきましょう。オーバーステイの罰金額・上限・運用は変更されることがあります。

② 90日レポートとは

連続90日以上滞在する外国人が、現在の住所を届け出る手続きです。滞在許可の期限とは無関係で、延長をしたかどうかに関わらず、連続滞在が90日に達するたびに必要になります。

  • ビザ延長とは別物(住所の届出であり、滞在期限は延びない)
  • 提出できる期間は窓口・郵送が期限の15日前〜7日後。オンラインは期限の前7〜15日のみ受付で「7日後」は使えない運用が多い点に注意。
  • 出国・再入国でカウントはリセットされる(連続90日に達しなければ実質不要)

③ 再入国許可(Re-entry Permit)とは

延長型のビザ(リタイアメント・教育・ビジネスなど)を持っていても、再入国許可を取らずに出国すると滞在許可が失効します。一時帰国・旅行で出国する前に、シングル(1回)またはマルチ(複数回)の再入国許可を取得しておきます。

  • 例外: マルチプルエントリー設計のビザ(DTVやLTRなど)は、ビザ自体が複数回入国を前提としているため、原則として別途の再入国許可は不要です。自分のビザがどちらのタイプか確認してください。
  • よくある失敗: 延長型ビザで「ビザはまだ有効だから大丈夫」と再入国許可を取らずに出国し、戻ったら滞在許可が切れていた——というケースが起きがちです。出国予定があるなら事前に確認しましょう。

結局、何を・いつやればいい?

  • 滞在を延ばしたい → ビザ延長(期限の30日前ごろから・期限前に)
  • 連続90日滞在する → 90日レポート(90日ごと)
  • 出国する予定がある → 再入国許可(出国前に。DTV・LTRは原則不要)
  • 3つは独立した手続きです。イミグレーションに行く回数を減らすコツは、同じ来所で複数手続きをまとめること。延長申請時に、出国予定があるなら再入国許可も同時に取得しておくと二度手間になりません。
  • 延長型ビザで再入国許可を忘れて出国し、滞在許可を失効させる——これがとりわけ多い失敗です。出国カレンダーと期限を一枚で管理しておくと事故を防げます。

ご利用にあたって(免責)

本記事は2026年時点の公開情報に基づく一般的な解説です。期間・窓口・費用・罰則は時期や管轄、ビザ種別で変わる場合があり、最新は管轄イミグレーションでご確認ください。将来の手続き結果を保証するものではありません。

よくある質問

ビザを延長すれば90日レポートは不要になりますか?
なりません。ビザ延長は滞在許可の期限を延ばす手続き、90日レポートは現在の住所を届け出る手続きで、目的が異なります。延長の有無に関わらず、連続90日に達するたびに90日レポートが必要です。
ビザが有効なら出国しても大丈夫ですか?
延長型ビザ(退職・教育・ビジネス等)は、再入国許可を取らずに出国すると滞在許可が失効します。出国前に再入国許可を取得してください。なおDTV・LTRなどマルチプルエントリー設計のビザは原則として再入国許可は不要です。
再入国許可の費用はいくらですか?
目安としてシングル(1回)約1,000バーツ、マルチ(複数回)約3,800バーツとされます。金額・運用は変更されることがあるため、取得時にイミグレーションでご確認ください。
延長を忘れて期限が過ぎたらどうなりますか?
オーバーステイとなり、超過日数に応じた罰金(実務上の目安で1日500バーツ・上限20,000バーツ)や将来の入国への影響が生じることがあります。気づいた時点で速やかにイミグレーションへ相談してください。金額・扱いは時期により異なります。

出典(一次情報)

本記事の制度・要件は下記の一次情報に基づきます。申請前に最新版をご確認ください。

監修者

YO
Yosuke Onodera

WALC VISA Consulting 代表

タイ在住 13 年、タイ長期 VISA サポート事業 7 年目のプロフェッショナル。WALC VISA Consulting 代表として、DTV・Thailand Privilege・LTR・リタイアメント・結婚・学生など全種別の取得・運用コンサルティングを統括しています。

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